ありったけの夢をかき集め

水色チェックマークのあるタイトル作品のネタバレを含みます

天冥の標Ⅰ メニー・メニー・シープ(上) / 小川一水

日本の作家が書いた、2009年に出たシリーズもののSF小説。舞台は西暦2803年、植民星メニー・メニー・シープにやってきた人類の話。入植から300年が経ち、この惑星へ降り立つ際のいざこざで、高度な文明は失われてしまったとされる。また、代謝系が変化して、通常の人間とは異なる生態を獲得した種族もいる。そのような世界の片隅で、医者をしている男がいた。彼は、ある日「怪物」と呼ばれる見た目をした生き物と出会う……みたいな始まりのやつ。

やっぱこの世界も、上級国民(議会議員)と下級国民(生産市民)、非人間(怪物、アンドロイド等)の格差みたいな話あるな〜!?倫理観を地球に置いてきたのか?SF小説に、高度な文明、高度な科学力、高度な人間性を期待するのが間違っとるのか!?でも、優しそうな女性議員が煙草を吸っていたシーンは、SF小説お決まりのやつなので良かった。あるある…煙草を吸うインテリ…!

地球からは家畜を羊しか持ち込めず、この植民星で石油や鉄鉱石があんまり取れないのは厳しそう。電気で大半を賄うのにも、大掛かりな設備を維持するにも、鉄は朽ちるとは思うが、そうするとやっぱこの植民星で文明保ったまま生きていくのは無理なのでは?一部のアンドロイドの維持に必要なレアメタルも採れんだろう。と思いながら読み進めていたが、お偉いさんもやっぱこの星は嫌らしい。市民たちに節電の圧政を敷いていたが、その電力で、300年前に乗ってきた宇宙船を再起動させて、他の星へ行きたいようだ。まあそうなる……。上からの圧政に対し、反旗を翻した主人公たちの活動や、植民星を開拓して新しい移住先を探そうとする一味たちを見ながら、上巻は終わり。
続きはまた今度読もう。

勉強する気はなぜ起こらないのか / 外山美樹

う、ウーン!大体知っている話だった。目標や環境の設定、セルフコントロールの忍耐力、マシュマロ実験と、そのマシュマロ実験は特殊な環境下で行われたのであって、再現性は無いみたいな話も含めて……!ちくまプリマー新書を信用しすぎていた。目次をちゃんと読めば免れることができた事態だったのに、しまったな。途中で通読を断念。

あかね

静岡に住む、30代後半のものです。当時何に興味かあったのかを振り返るとき用に、読んだ本やYoutube動画、考えたことなどを書いていきます。