もしかして作者はラオタに親でも殺されたのか?

水色チェックマークのあるタイトル作品のネタバレを含みます

ラーメンハゲこと芹沢さん見たさに先日の続きから。このままだとラーメンハゲの夢女になってしまう。

ラーメン発見伝 8〜18巻 / 久部緑郎、河合単

『スープが冷めた日』の続きから、なんかイケメンが出てくる沖縄そば?ラーメン?の対決まで。18巻であってるか?ラーメンハゲこと芹沢さんが主人公の藤本くんのことを可愛がり(相撲部屋風)しているのをひたすら見せつけられていた。佐倉×藤本派の俺が黙っちゃいないぜ。急に藤本くんがザ・ラーメンマスクを名乗り始めた時は、思わず奥付の出版日を確認してしまったが、ちゃんと平成の発刊だった。本当かよ!?
全然ラーメンとは関係ないんだけど、この漫画で出てくるクリエイターとアレンジャーの必要とする素養の違い、客観視を失うこと、市場や流行についての考え方、立地環境などなど、フリーランスをやっている身としてメチャクチャ考えさせられるな。芹沢さんは、いわゆる『上の世代』に求める有能な人物像としての振る舞いがキャラクターのうちに完成されている感じがあるが、イノベイタータイプって感じで常に新しいものを作っていこうとする気概がある。主人公や若い世代のサブキャラクターたちは、改善・改良に優れたアレンジャー。新しいもの(情報・発想)は常にありふれているから、その中から好きなものを見つけて自分なりの匙加減を身につける感じなのかな。藤本くんが言っていた「ラーメンの多様性こそが、オレに取ってのラーメンの魅力の原点のような気がする…」というのは、共感できた。(だからこそいっぱいのラーメンに色々ゴチャゴチャ足し算してしまうのも)

らーめん才遊記 1〜11巻 / 久部緑郎、河合単

この話は一気に読んだ。主人公のゆとりちゃんの虚言癖ヤバくない?こんなに堂々と嘘ついて記憶を改竄する女主人公ちゃん(曰く「傲岸不遜で唯我独尊、平気で嘘をついて人を陥れる邪悪な女」)久々に見たぞ。
社会人としてどうかと思う箇所は多々あるのだが、「まあいうて自分も当初大差なかったかもしれんし、自分より明らかにゆとりちゃんが使える人材なのでその時点では負けているわけで、私も黒歴史をその場で塗りつぶすくらいの才能欲しかったな……」となる。なんの話?ゆとりちゃんのこと、思っていた以上に好きになったという話だよ。なんていうか、ゆとりちゃんの性格に難があるチートキャラ設定、これは実質ラーメン業界の五条悟なのだと思えば(?)好きにならざるを得ないんですよね(??)。メチャ面白かった。次は『らーめん再遊記』読まなきゃな。
「いいものなら売れるなどというナイーヴな考え方は捨てろ。」等、ネットで見かけたラーメンハゲの名言がいっぱい出てきて満足しました。(また情報を食ってる!)

あかね

静岡に住む、30代後半のものです。当時何に興味かあったのかを振り返るとき用に、読んだ本やYoutube動画、考えたことなどを書いていきます。