天国まで何マイル

水色チェックマークのあるタイトル作品のネタバレを含みます

英語の語源大全をパラパラめくっていたら、『1マイルは成人男性の1000歩(左右で1歩)に相当する』と言う人体を基準とした身体尺の話が出た。これYoutubeの動画で見たことあるやつだぞ……成人男性の身長は2ヤード、1日3食分の小麦粉とかの計量としてちょうどいいのが1ポンド、1ポンド=3合だから、3合米を炊けば1日3食分ちょうど足りるみたいな換算の話だ。面白い。こういうよそで見た知識と一瞬何かが交わるのが楽しくて、いろんな媒体で情報を集めている感じがある。

勉強の価値 / 森博嗣

本日は70%まで読んだ。読んだというか、読み直した。

私は30代に入るまで、勉強が全く楽しく思えなかったタイプの人間なので、「勉強を楽しいものと見せかける大人の欺瞞に子供たちは付き合わされている」みたいな先生の主張には同意できた。とはいえなんだろうな、私が親の立場になっていたとしたら「早いうちから勉強しておいた方が人生の攻略がメチャメチャ楽になるぞ」と言うような気持ちから、なんとか勉強させようとしてしまうタイプになってそうな気もした。典型的な『自分ができなかったことを子に託そうと押し付ける』的な、人がゲームをやっている横から口を出してくる有識者気取りの嫌なタイプのやつなんだよな。まあでも、勉強自体は悪いものではないから、結局いくつになったとしても、自分のやりたい目標と一致するような勉強が必要になるタイミングが来た時に自発的に勉強するのが、結果的に一番楽しいのだとは思う。あとはインプットとアウトプットの話かな。

私の場合、大量にインプットし続けると、頭の整理が追いつかなくてモヤモヤした何かが倉庫に乱雑にぶん投げられている感じになる。それらを頭の中で少しずつ精査して、重要そうなもの、文脈を思い出すキーワードになりそうなものをメモに書くなどでアウトプットする。それを後から見返せば大半はなんとかなると信じて、細かいことは忘れてもいいと言い聞かせる。結果的に頭の中の整理ができたような錯覚になる。みたいな流れでやり過ごしているかと思う。大学教授のように(著者が当時そうだった)、大学生へ専門知識を教えるというアウトプットとインプットを交互に行うなら、生きた知識の定着と気づきは強烈になるだろうなあ。

あかね

静岡に住む、30代後半のものです。当時何に興味かあったのかを振り返るとき用に、読んだ本やYoutube動画、考えたことなどを書いていきます。