眼精疲労

水色チェックマークのあるタイトル作品のネタバレを含みます

眼精疲労って?ああ!

だれもが偽善者になる本当の理由 / ロバート クルツバン

進化心理学の「モジュール理論」を取り扱った学者さんの本だったかな。1年くらい前に気になって、ずっとAmazonのほしい物リストに入れて様子を見ていたんだけど、いつまで経ってもKindle本(電子書籍)ならないので、楽天ブックスで買いました。本日は導入のあたり(36P)まで。
自然法則のみに依存する生物には無知であることは役に立たないが、人間同士のゲームだと無知や無知を装うことって戦略として役に立つこともあるよね(会社で面倒なことを知らないふりをしてやり過ごしたり、ついでに知らないふりで相手に間接的な不利益を与えたりする等)、これはなぜ?というところで、本で提示されているのが以下の二点。

(1)他人と種々の戦略的なゲームをするという進化をした
(2)一貫性が必ずしも有利にならないという事実を巧みに利用すべく設計されている

この(2)の『一貫性』については確かになあと思うところがある。主張が一貫している人っていうのは、情報が整理されていて予測がつきやすいという点で他人の理解易しくて、結果付き合いやすいということで好まれるのだろうな、と気はするんだけど、裏を返せばわかりやすいが故に利他的な人間に搾取されやすい(あいつはこういう性格だからこうすれば断れないだろみたいな)というのはありそう。だから、『一貫性が必ずしも有利にならない』というのは頷けるところ。というところまで考えて、提示されたポイントについて説明が入る前に今日はストップ。眼精疲労がヤバい。

途中、面白かったのは「この絵の白黒混じった模様が何に見えますか?ダルメシアンって言われるともうそれしか見えなくなりますよね」という箇所で、この絵知ってる!とテンション上がったり、とある実験で「人間は、逆再生したレコードからでも、ある程度正しい単語を聞き取れる。ただし、聞き取れるのは、あらかじめその特定フレーズを教えられていた(こういうフレーズがありますよね等)場合に限る」という箇所で「昨日読んだ今井先生の本で似たようなの見た!予備知識があると聞き取れるが、そうでないと聞き取れないやつだ!」となって喜んだりした。

本とは全く関係ない話なんだけど、途中思いついた理解度解釈メモ。
・マジで分からない→ほぼスルー(気にもならない)
・分からないが気に掛かる→モヤモヤし始めてきている
・ちょっと分かる→自分の頭の中の知識が反応して引っ掛かっている
・普通に分かる→頭だけではなく身体にも定着している、違和感やタイムラグがない
・分かってるか…?→それに対する定説を疑い始めて、漠然とした不安を感じ、気に掛かり、考え始めた状態
・チョットワカル→深い考察が進んでおり、何がわかっていて何がわかっていないか自分の中ではっきりしている

あかね

静岡に住む、30代後半のものです。当時何に興味かあったのかを振り返るとき用に、読んだ本やYoutube動画、考えたことなどを書いていきます。