200万部くらい売れたロングセラー『思考の整理学』で有名な大学教授の方の本。直近で同じ著者の『乱読のセレンディピティ』を読んで面白かったことと、Kindle Unlimitedに入っていたのでポチった。助かる〜(懐が)と思って読んでみたんだけど、『超訳ニーチェの言葉』みたいな、これまでの著書の中からいい教えをピックアップして載せる方式の本だなこれ?まあそれでも、最近この著者の本を幾つか読んだことが幸いして、名言に至るまでの文脈は自力でまあまあ思い出せたため、適度に深読みもできて、面白かった。
以下メモ。
・本は読みすぎるな、知識の量に反比例して、思考力が低下する、と言っても良い。(いつもの先生のやつね)
・発想の面白さは化合物の面白さであって、ありふれた素材と素材とが思いがけない結合、化合を起こすというのが発想の妙である。元素(オリジナリティ)を作り出すことではない。
・知識というのは、そのまま使わず、寝かして変化を起こしたり、忘却によって整理・純化されることを待つことだ。正確ではなくなるかも知れないが、生産性を獲得するし、思考に役立つ。
・日常生活の改造無くして知的生活はあり得ない。
・専門が被らない、知人程度の認識の三人以上とお喋りするのは、ひらめきの活性化に良い。頭だけではなく、喋りながら、声にも考えさせよ。
みたいな感じだったと思う。たまに見返せば十分な本かな。(良い意味で)
説明「ロイエンタールとミッターマイヤーが街を歩いているときに偶然『三越』で見かけたイヤーカフ」
私「???????」