みんなが死んでしまうならば、自分だって死にたい。死なんて、その程度のものだわ

水色チェックマークのあるタイトル作品のネタバレを含みます

四季 春 Green Spring 、四季 夏 Red Summer / 森 博嗣

みんなが大好きな天才・真賀田四季を主題にした森博嗣先生の四季シリーズの読み返し。春夏秋冬と4作出てるんだけど、そういや春夏ってそんなに読み直さないかも、と思って改めて手に取ってしまった。なんか普段、読み返したくなる時は秋か冬だけ見ちゃうんだよな。多分、前半については、猫目トーチカ先生の漫画版の四季で補完した気持ちになるのかもしれん。漫画の雰囲気メッチャよかったもんなあ。

本編の内容はというと、うん……森博嗣先生のファンサがすごいな……真賀田四季は天才なんだな……という感想になってしまう。もちろん面白いのだが、その面白いという感想が湧くまでに、この小説に関連するシリーズをまあまあ追いかける必要があるよな?と不安になってしまい、手放しに面白い!とは言いづらい。しかし私は真賀田四季が推しなので、思考・発想・名言のオンパレードにぴえんぱおんしてしまう。感想がとても難しいな。小説を読むというよりは、四季たまの思考を再確認するために眺めてしまうみたいなところもあるし、ウーン(厄介オタク)。

真賀田家の家系図がうろ覚えで、久しぶりに読み返すと、あ!?そうだっけ!?とメッチャ驚いてしまう。
父・真賀田左千朗、母・真賀田美千代、伯母・百合子クリムトで、兄は栗本其志雄。栗本はクリムトから来ているだろうから、主人公の真賀田四季の戸籍上の母は美千代で、生物学上の母親は百合子、でいいはず。それにしても美千代と百合子は姉妹だったんだな。もう完全に忘れとったわ。百合子は金髪碧眼、美千代は日本人に見えるという描写からしても、どちらにしろ外国の血が入っている、と。しかし美千代さんの方も美貌って描写されているんだから、キャラデザなんとかならなかったんですか!?浅野いにお先生!(アニメ化した時の美千代さんの教育ママ的な浅野先生のキャラデザがまだ受け入れられていない)

あかね

静岡に住む、30代後半のものです。当時何に興味かあったのかを振り返るとき用に、読んだ本やYoutube動画、考えたことなどを書いていきます。