何か読みたいなあとは思いながら本を手にするものの、仕事と気温と運動疲れのコンボのためか全く内容が頭に入ってこないので、今日は休読日とする。本は酒か何か?
と言いつつも、風呂入ったら気力が戻ってきたので、Audibleで聞いた『科学者たちが語る食欲』の話を思い出しながらメモ。
かの有名な『プロテイン・レバレッジ』の提唱者たちの本。だ、だと思う。人間や他の一部の動物は、タンパク質が満たされるまで食欲が収まらない(だからタンパク質は取れよ)というダイエッターあるある知識でよく耳にするプロテイン・レバレッジ仮説だが、出典ここだったんだな。
「バッタはなぜ大群で移動するのか?」という疑問から始まって、「バッタは車で轢かれた仲間の死体を共食いする」「バッタにはタンパク質が満たされるまで食欲が収まらない性質があるっぽいな」「バッタは飢えると、タンパク質のために共食いも厭わなくなるのでは?」「追いかけて食おうとするバッタ、それから逃げようとするバッタ」「飢えたバッタの大群完成!(途中で穀物が見つかればそっちを食おうとする?)」みたいなところから『プロテイン・レバレッジ』の仮説が立ったそう。そのあとハエ、ネズミ、サル、人間と段階を踏んで実験したとかなんとか。著者たちは昆虫を専門としているのだが、すごい発見をしたもんだな。
他にも、低タンパク質・高炭水化物(カロリーの質の高いものとする)は寿命を伸ばすがやや太り気味になり(個体の長寿を優先する)、高たんぱく質・低タンパク質は生殖に適した魅力的なボディになるが寿命は減る(次世代の繁殖を優先する)、みたいな動物実験の話があったり、興味深く読めた。タンパク質の取りすぎはよくないんだなあ。もうちょっと炭水化物を増やさないといけないな。
あとやっぱ食品会社のプロパガンダには本当に気をつけろよ、正しい知識で食事に臨め、じゃないとあっという間に不健康なカモになるからな、みたいな教訓を得たと思う。全てがうろ覚えなので、あってないかもしれん。この先はキミの目で確かめてくれ。