「2022年」の記事一覧

虫をよく見かけるようになってきたな

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この季節、家に侵入してきた虫は見つけ次第すべて殺すつもりで生きている。野蛮の里のものか?

ワールドトリガー 223話 / 葦原大介

ここ最近、休載→二話掲載→休載→二話掲載みたいなテンポで続いていたから、今回も二話掲載か…!?と期待していたのは否めない。一話掲載でした。いいんだよ、それでいいんだ。休載なんだからしっかり休め。私が間違っていた。人間このようにして鈍感さを贅沢と勘違いしてしまうのだなあ。

毎度のことながら諏訪さんの安定感よ。そして今週も水上くんが大暴れしていた。賢い人って賢いんだな……!という当たり前の感想しか浮かばないが、普通に思考する範囲も深さも常人離れしているのよ。君たちはもう少し自分の年齢というものを考えてくれないか?次話は修が張り切ってくれそうで期待できる。

そろそろ冷たいお茶を仕込む時期か

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書きたがる脳 / アリス・W・フラハーティ

魔法の赤い靴を履いた踊り子のように、強迫観念に迫られて書かずにはいられない「ハイパーグラフィア」、書きたいのに書けない「ライターズブロック」という二つの対極する病について、脳はどのように創造性を生み出しているのかということについた書かれた本。へーそんなのがあるんだと思って流し読みしていたが、毎日日記を書こうとしていて、メモに殴り書きすることが好きな私の行動もハイパーグラフィアにちょっと当てはまるかもしれない。そして、書きたいのに書けないライターズブロックも当てはまる。しかし、医者である著者と、その著者が見てきた患者たちのハイパーグラフィアには負ける。何十時間も内省をノートに認めるなんてどうかしてるし、この本のもちょっと引く厚みと文章の量だ。そこまで何かを書きたいと思ったことはない。ヤバい、そんなにこの本の内容に興味ないかもしれない、と薄々思いながら読み進めたのだが、いくつか面白いポイントがあった。

・書きたい・書けない、どちらも同じ脳の部位(側頭葉)の影響である。いずれもコミュニケーションをしたいという欲求になる。

・「美はそれ自体のコピーを促す」のではないかという一文(P12)。女性の美しい顔に感動したレオナルド・ダ・ヴィンチが、その美を捉えようとデッサンを繰り返す。愛する人の子供が欲しい。その意味に見出した美の通りに生きたい。本題とは逸れるんだけど、この模写を行う段階で、インプット・アウトプットで自分の心身に刻もうとする、そのサイクルを回したいと思える情動みたいなものがあるのかもと思った。私が「自分の理想通りの規則正しい生活を送りたい」という考えも、理想美をコピーしたいというのに当てはまるなあと。

・余裕のある暮らしをしていると文章は書けなさそう。忙しい方が返って生産量は上がる。これはなんか分かる気がする。何かに急かされないと書かないものってあるしな。毎日が夏休みだったら、毎日楽しいことをする。わざわざ苦しんで何か書こうとなんかしない。仕事は忙しい人に頼め、みたいなもんか。ギチギチに何か動いている人の方が、回転が早いというのはありそう。

・もう一個「グラフォマニア」というのがあって、これは単に書きたくて書いてしまう「ハイパーグラフィア」と違い、本を世に出したい、見知らぬ読者に読まれたい、だから書くというものらしい。ネットが普及する前に作られた言葉だそうだが、今この世に溢れているのはこれだな。

内容の密度に気圧されてしまい、途中からパラ読みになってしまってこの本を通読できなかった。また興味が湧いたら読むことだろう。読むんじゃないかな。未来の私に頼んだところで、終わりとする。

わかったブログという老舗サイトがあってだな

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月初めに行うことは、Kindleの月間セールを見る、FGOのショップで呼符を買う、です!

「わかる」とはどういうことか / 山鳥重

Kindleのセールで本のタイトルを見たとき、確かに「わかった!」ってなんだろう?と気になって購入。まだ少ししか読み進めていないが、分かることへの答えの一つに「近くで違いが区別できる」ことではないかという提示が最初にあって、なるほど確かに頷ける話だった。鑑定家は贋作と真作の区別がつく、違いわかる可能性が高いだろうし、ソムリエも酒の微妙な味の違いが分かる専門職である。この辺りの「分かっている」というのは、知覚と経験、知識、その人が持つ能力全てを駆使して、何かの判断を下しているという状態……なるほど、なんか分かってきたぞ(?)。本日13%まで。

大混乱

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Twitterのトレンドで流れてきた、Yahooの『脳内「ごみ屋敷」に?スマホ依存がもたらす“脳過労”』というタイトルニュース。脳内ごみ屋敷とはうまいこというやんけ、と思いながら、ちょっとネットを見る時間を減らそうと改めて思いました。

極アウトプット / 樺沢紫苑

インプットにはアウトプットをぶつけるんだよ!

タイトルだけで手に取ったけど、この本よく見たら、Youtubeでたまに見かける精神科医の先生だった。大きい本屋では、代表作『アウトプット大全』が山積みになっているところをいまだによく見かける気がする。

まずインプットとアウトプットの定義から。

・インプット:読む、聞く、見る
・アウトプット:話す、書く、行動

インプットだけではなぜ記憶が定着しないのか?とか色々話があったけど、私なりにまとめると、アウトプットとはインプットしたものを『使う機会』と言うことなんだろうな。使われないものは、忘れられる。使われるものは、文字通り身に付く。インプット型の学習は覚えたつもりになりやすいようだ。
私は漢字の書き取りをしているのだけど、読める漢字は多いのに、いざ書くときに思い出せない漢字が多すぎる現象に日々直面している。マジで分からないんだよな。この間、「飛行機にトウジョウする」の搭乗が思い出せなくて書けない上に、解答を見た後に「なんで塔が乗る意味なんだ?」って首を傾げたもんな。こうしてタイピングして分かるんだけど、搭乗の搭は、高い塔の塔とは部首が違う。漢字は読めてはいるが、区別も朧げで、意味が分かっとらんやないか!
インプット型の学習だけで単語のことを覚えたつもりになっていたし、まあ読めている上に意味も大体わかるからいいだろと思っていたから、こんなやさしい問題で躓いている自分がちょっと恥ずかしい。今までは、「まあ読めればいいだろ、書くときはキーボードの変換があるんで!」と思って生きてきたし、まあ支障は特になかったのでそれでもいいかもしれないが、実際にアウトプットすることでより正確に輪郭を記憶することができるんだなあ、と言うのはよく実感できた。なんの話だっけ?

要するに、インプット、アウトプット、あとフィードバックのサイクルでスキルが高められるよという話かな。インプットは当然大事なんだけど、私の漢字書き取りの例えで言うなら、

1.問題を見る
2.頭の中で「飛行機のトウジョウってなんだっけ?ジョウは乗るなのは分かる。トウは塔…とう…読み方はあっとるが、流石に塔ではないのでは?」と悩む
3.とりあえず手を動かして、塔乗と書いて見て、形に見覚えがあってしっくりくるか試そうとする
4.「あっやばい塔が書けない」と焦る
5.これは検索学習だから、思い出そうとすることが大事…と自分に言い聞かせ、思い出そうとする。多分部首は「土」では?と当たりをつける。城も部首は土だし、昔見た『バベルの塔』の絵のイメージからも土であってるような感じがする。オッケー、土と書いているうちに、塔の輪郭をなんとなく思い出してきた。塔のうち、左側の土と右側の合は書けるが、これだけでは完成してない気がする。いや、それ以前に、やっぱ「飛行機に塔乗する」ではないのでは?若干のイライラみ。
6.この辺で諦めて答えを見る。「塔乗であっとるの!?」あってない。正解は搭乗。よく見ると、部首が土ではなかった。めちゃくちゃ反省し、この後「搭乗」の意味を調べるべく、語源辞典を引いた。ついでに「荅 意味」でもググる。へえー!荅って、あずきなんだあー!

みたいな「情報量とエピソードが多い」みたいな経験を挟むと(アウトプット、フィードバック)、より身につきやすいという話のようだ。これで、あと数年は流石に搭乗が書けると思う。
まあでも、憧れとしては、インプットだけで済ませたいよなあ……。それが一番スマートだと思う。マジでこんな無駄に恥ずかしいエピソード体験しないと覚えられんの?人間は猿か?と言う自己嫌悪も少なからずあるが、この辺りは、時間と労力を引き換えに、刻み込むことで覚えることを良しとしなくちゃいけないのかも。だから、そこまでアウトプットしてまで覚えたいものかどうか、自分の中で前提を整理することも大事なのかもしれない。脳の容量だって、時間だって無限にあるわけではないから、漢字を書くことにそこまでのリソース割けるか?どっか妥協してもいいのでは?みたいな。私の場合は、紙にメモするときのスピードが上がったことと(漢字がわからず筆記の手が止まることが減った)、検索学習が大事だよ!と言うのを思い出すために、まあ一日15問の漢字書き取りくらいなら全然許容範囲、と思ってやっている。

アウトプット(行動する、手を動かす、誰かと話す)は、慣れの回数で精度が上がる。不得意なものでも、単に慣れの回数が足りていない場合もある。フィードバックを挟めば、より精度が高まり、より軌道修正ができる。脳の容量だって、時間だって無限にあるわけではないから、と言うのはインプットだって同じで、情報過多になりすぎないようセーブしていかなきゃな……アウトプットも心がけなきゃな……。と反省させられた。

まあ、情報収集については、興味があることでも興味がないことでも、広く摘んでおいた方がよいと思っている方なのだが(何がきっかけになって閃くか分からんし、その情報を生かすも殺すも自分次第になることがあるので)、せめて時間は区切ろうと思います。あと、大事なことは、多少手間をかけてもアウトプットとフィードバックをすること。この本の内容については既知の情報も多々あったが、改めて考えさせられると言う意味でも、思ったより大分ためになった。

今日はジャンプを読むだけで精一杯

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週刊少年ジャンプ 2022年26号

お!?悟の女がアニメ化!?ロボコ大丈夫か!?だいぶ早いアニメ化だったな。

呪術廻戦・第185話。なんで私は毎週少年ジャンプでパチンコの話を見とるんだ。「そして鳴り響いている謎の音楽……!!」で声漏れるほど笑った。金ちゃん無敵モードが強すぎるな、メチャメチャ頼れる先輩だった。いいぞ〜!がんばえ〜!鹿紫雲くんが金ちゃんを倒せるとしたら、なんだろう、電気操作でパチンコのハッキングするとかか?鹿紫雲くんにも頑張っていただきたい。

高校生家族・第87話。熱血バレー部、爽やかマネージャー、青春テニス、将棋部活に加えてヤンキー漫画まで抑えてきた……こいつ……!!天の道を行き、総てを司る漫画か何か?煽りも「今日からこいつらは!?」じゃないのよ。