どうなってんだ
高橋和希先生と安倍元首相の立て続けの訃報には、さすがに気が滅入る。ご冥福をお祈りいたします。
今日は本を読んでも頭に入ってこなかったので、大人しくYoutube見てました。アキレウスー!
いや、面白いな。アキレウスの知名度を抜群に上げた「アキレス腱」、古代だとそんな名称はなくて、16世紀に入ってからアキレウスの物語に因んで名前を付けられて、そこから広く知れ渡るようになったと。センスのいい医療関係者がいなかったら、今のアキレウスの知名度なかったかもしれないのかー。
高橋和希先生と安倍元首相の立て続けの訃報には、さすがに気が滅入る。ご冥福をお祈りいたします。
今日は本を読んでも頭に入ってこなかったので、大人しくYoutube見てました。アキレウスー!
いや、面白いな。アキレウスの知名度を抜群に上げた「アキレス腱」、古代だとそんな名称はなくて、16世紀に入ってからアキレウスの物語に因んで名前を付けられて、そこから広く知れ渡るようになったと。センスのいい医療関係者がいなかったら、今のアキレウスの知名度なかったかもしれないのかー。
何気なくこの本を手に取った瞬間、三重県の鳥羽シーサイドホテルという場所に旅行へ行った際に人喰い山姥が包丁を持って追いかけるみたいな、やべえ民話の壁画を大量に見たことを思い出し、サイレントヒル県にも似たような物語があるのかも!と考えてしまった。私が小学生だったとしても絶対に自分からは手に取ることはないだろうタイトルの児童書も、歳をとってくると不思議と興味が湧くんだよなあ。ともあれ、静岡県の民話のはなしである。
初っ端から、かの有名な天女の羽衣を盗んだ漁師の話が出てくるし(「妖しのセレス」で見たやつ〜!)、田んぼの苗植えで嫁を過労死させる姑が出てくるし(嫁の涙のような何かが残る土地となる)、自分の犬を任した寺の犬を殺そうと追いかけ回す殿と配下がいたし、人をむしゃむしゃ食う目一つ小僧が出てくるし、かと思えば高潔な殿様と村人が出てくるし、人でも妖怪でも全体的に登場人物の民度の高低差が激しいんだよな。
ともあれ、富士山由来の民話いっぱい出てくるのには驚いた。なんとなく京都のイメージがあった竹取物語も(みかどとか出てくるからかな)、静岡県の民話だったらしく、どうやら竹取翁たちは富士山のふもとで竹を切って暮らしていたとのこと。源頼朝が出てくる話もあって、お、お前…お前こそ京都なのでは?と思わず詳細をググってしまったりした(なんか史実でも静岡に流されたり合戦だったりで来ていたことがあったらしい)。
あと、獅子舞で使うシシについては、日本の狐がわざわざ天竺(インド)まで行って一戦交えて持って帰ってきた獅子の首から来ていると言う民話があるらしく、確かに日本にライオンいるって話聞かねえもんな…!?って唸ってしまった。まあ天竺(インド)由来ってことは、多分獅子舞は仏教由来の何かなのかなという気もするが…(野暮な話になってしまう)
そして昔話ばっかりかと思えば、急に紙面に「この気田村に大きなパルプ工場が」みたいな文章が見えて、「ぱ、パルプ工場が!?!?!?!?」ってなった。その後も「背広が」「ハイカラが」「文明開化が」「写真が」「馬車に代わってバスが」「会社が」「ストライキが」「東海道本線が」「小山発、御殿場ゆきの最終列車が」と立て続けに近代化の波がやってきていて、結構近代の話も民話になるんだな!?ってメチャクチャ動揺してしまった。現代民話ってジャンルもあるんだな。明確に知ったのはこれが初めて。現代民話に出てきた登場人物の子孫が、その人物の写真を現代までに現存させている様子が後書きに残されていたりと、とんでもねえジャンルを開拓してしまった気がする。
総じてこの民話集、想定していたよりもずっと面白いものだった。寓話だったら物語に教訓めいたものがあるんだけど、民話って「この土地の沼にはこんな伝説があって」「この地方のツツジ群にはこんな由来があるとされていて」とかその地域の歴史がモロに出るのね。嫁入り修行で日の暮れるまでに苗を植えよとかいう姑の言うことを聞いた嫁が、太陽の不思議な力を借りながらもなんとか植え終えた話があったんだけど、私は「はーまったく胸糞悪いが良かったなお嫁さん、嫁入り修行は終わりかな?旦那と幸せになれよ」とか思っていたら、なんか嫁がそのまま息たえて死んでしまって(!?)、寓話だったらハッピーエンドなのになあ〜〜と頭を抱えてしまった。死んだ嫁が流したであろう涙のような白い濁りが、この土地の田んぼにはあるんだよって話だった。
また、民話に出てきた地名をググればそれなりに近くで休みがあれば行けそうな地名だったり、地名を画像検索すると本当に民話で見たような風景の景色が見られたり、民話の一つ「天狗の詫び証文」にはこれモチーフの東方の曲まであったりしたり、呪術廻戦でこういう呪霊出てきそう〜って思ったり(オタク)、昔の静岡の県民性どう言うことだよ…と考えてしまったり、思っていたより100倍くらい民話の楽しみようがあるんだなって気付かされた。人生の楽しみをまた一つ見つけてしまったなあ。
民話おもしろポイント:土地に由来する伝承そのものが重要ポイントなので、童話とは違って教訓話とはならず、マジで普通にバッドエンドに入る(命懸けで訴えた労働者を騙して普通に元の地獄労働環境に戻して悪者はニンマリ、おしまい、みたいな身も蓋もない話があるなど)
みんなが大好きな天才・真賀田四季を主題にした森博嗣先生の四季シリーズの読み返し。春夏秋冬と4作出てるんだけど、そういや春夏ってそんなに読み直さないかも、と思って改めて手に取ってしまった。なんか普段、読み返したくなる時は秋か冬だけ見ちゃうんだよな。多分、前半については、猫目トーチカ先生の漫画版の四季で補完した気持ちになるのかもしれん。漫画の雰囲気メッチャよかったもんなあ。
本編の内容はというと、うん……森博嗣先生のファンサがすごいな……真賀田四季は天才なんだな……という感想になってしまう。もちろん面白いのだが、その面白いという感想が湧くまでに、この小説に関連するシリーズをまあまあ追いかける必要があるよな?と不安になってしまい、手放しに面白い!とは言いづらい。しかし私は真賀田四季が推しなので、思考・発想・名言のオンパレードにぴえんぱおんしてしまう。感想がとても難しいな。小説を読むというよりは、四季たまの思考を再確認するために眺めてしまうみたいなところもあるし、ウーン(厄介オタク)。
真賀田家の家系図がうろ覚えで、久しぶりに読み返すと、あ!?そうだっけ!?とメッチャ驚いてしまう。
父・真賀田左千朗、母・真賀田美千代、伯母・百合子クリムトで、兄は栗本其志雄。栗本はクリムトから来ているだろうから、主人公の真賀田四季の戸籍上の母は美千代で、生物学上の母親は百合子、でいいはず。それにしても美千代と百合子は姉妹だったんだな。もう完全に忘れとったわ。百合子は金髪碧眼、美千代は日本人に見えるという描写からしても、どちらにしろ外国の血が入っている、と。しかし美千代さんの方も美貌って描写されているんだから、キャラデザなんとかならなかったんですか!?浅野いにお先生!(アニメ化した時の美千代さんの教育ママ的な浅野先生のキャラデザがまだ受け入れられていない)
今のところ毎日、漢字・英語の学習を10分くらいやっているんだけど、最初はこの学習ノルマに数学(中学)とお絵描きも入っていたんだよな。この二つはいつの間にかやらなくなってしまっていた。そんなわけでなんとなくYoutube見ていたら、微分積分をゼロから始めるやりとりがあって、めちゃ面白く見てしまっていた。えー生徒も先生もすごい…。私も、もう一回…数学を始めるか…!
・Dr.STONE。完結後の読み切り。急にテラフォーミングして宇宙都市を建設するとか言い出したので私かと思った(?)
小学2年生向けのやさしい漢字の本。先日読んだ1年生のやつが面白かったので続きを読みたくなった。
以前「夕」は肉をも表す、と聞いたときに、さては「多」は、肉がたくさんある様を示す漢字だな?と推理をしていたので、今回ドンピシャだったことがこの本で知られて、とても嬉しい。
あと「強」って漢字は、弘に虫をつけたと言われてメチャ驚いた。弓を意味する弘に、虫で作った頑丈な糸で、強い弓矢武器の出来上がりか〜!なるほど〜!強いって字、弘に虫を組み合わせたという発想が全くなかったので、シンプルに面白かったな。あとは、弓に羽をつけて「弱」。儀式用の飾り羽根がついてっからその武器は実戦向きじゃないよって意味で「弱」の漢字なのね。「引」も、弓を引くさまから。なるほどな。心が完全に小学2年生に戻ってしまって、ウキウキ読める面白い本だった。次は3年生向けを読むぞ!