「2022年」の記事一覧

また俺の好きな外見の女が出てるっピ……

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チェンソーマン 第二部 98話 / 藤本タツキ

今日のTwitterのタイムラインは『田中脊髄剣』で賑わっとるな……なんだ田中脊髄剣って……と思いながら読んだ。田中脊髄剣だった。お前が田中脊髄剣の発信源か!こいつ!どういうことだよ!
黙示録の四騎士のうち支配(疫病)は一部で出てきたから、次は戦争の悪魔が出るよーって流れでいいのかな。この子(主人公)、マキマさんと同じぐるぐるの目してる。好みの外見をしている女主人公ちゃんなので、このまま最後まで突き進んで欲しい。毎週水曜日が楽しみになるぜ。でも、チェンソーマン2部もゴリゴリにおもろいのは承知のうえなんだけど、吉田ヒロフミは頼むからこのまま出ないでくれるか?(死んでほしくない)

クリックベイト入力欄

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昨日「Amazonプライムデーで買うものないな〜(物欲ありすぎるせいでプライムデー前に既に大体のものを買ってる)」とテキストを書きながら、「(いや…とはいえ、今セール中のAmazonを見るのは絶対ヤバいよな)」と薄々勘付いてはいたものの、翌朝すっかり忘れてAmazonを見ていたら、案の定、10分後には冷蔵庫・ダンベル2kg×2・除湿シート・ソフトクーラーボックスとメチャクチャな買い物をしてしまっていた。冷蔵庫て。

それでも、世界はよくなっている / ラシュミ・サーデシュパンデ

様々なニュースが深刻な問題として世間に飛び交う中、それでも世界は少しずつよくなってきているはずだ(これまでの世界の歴史に比べれば)、というのはぼんやり意識にはあったので、なんとなくこの本を手に取ったと思う。難しい漢字には読み仮名が振ってあったり、語り口が優しい問いかけで、おそらく子供をメインターゲットに書かれており、内容も難しくなくて大変読みやすい。作者の方について軽くチェックしてみたところ、弁護士から作家に転身したインド系イギリス人の方で、二児の親、絵本もいくつか発表しているとのこと。

単に子供向けかと思いきや、「何も起きないストーリーと、どきどきハラハラするストーリー、どちらが読みたいか?」というニュースをニュースたらしめる、そもそも人間の進化上重要な役割を果たしてきた『悪い噂』や『不安になりたがる脳』についての説明、フェイクニュースの存在やその見分け方、クリックベイト(奇抜な見出しタイトルでクリックさせる商業広告活動)などの重要な点についても教えてくれるので、私に子供がいたら一緒に読みたい本かもと思う。

第1章「人はやさしさと共感と希望にみちている」。まあ人間が生来悪い方面の性質を持っていることについては疑いようはないし、これからも100%よくなっていく必要はないのだが、人間は必ずしも、声の大きいニュースが伝えるような最低な存在ばかりではない。わたしたちは、他人の苦しみや喜びを共感する能力、隣人に対する優しさ、創造力と問題解決能力、間違いから学ぶこと、そして希望を探して見つけるということができる。

読みながらしんみりしてしまった。今日はここまで。

月曜日はおじゃんぴ読むことしかできない

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お!?明日Amazonプライムデーか!?何か買いてえ!と思ったけど、毎日欲望に忠実に生きとるから、いざ大型セールだって時に買いたいもんがリストに残ってないんだよな。犬でも待てはできるのに。

週刊少年ジャンプ 2022年32号

ロボコ。今週のジャンプのロボコの表紙、伊藤潤二の首吊り気球で笑ってしまった。うずまきといい、ジャンプは攻めてくるな。あと今週の領域展開……なに?

呪術廻戦 第190話。情報が多すぎ〜〜〜(小パンダ、金ちゃんのいい奴ぶり、片腕欠損、鹿紫雲の仲間入り、後輩の宿儺、イケメン面の桃ちゃん、普通に戦ってた真希ちゃん、リスク分散の姉弟、加茂家追いやられたのりとしくんの新しい髪型)一気に状態が動いたな。今週もメッチャ面白かった。


今日気になったTogetterの記事。

記事の中で語られている『サピエンス全史』は、私も上下巻共に読んでいて、人類史について合理的な説明がなされており、かつ壮大なストーリーを感じられてメッチャ面白かった覚えがある。最後の方にあった、仏教的な救われ方なんか印象に残っているな。しかしこの記事をみると、確かにそうかも……と思うところがあったのでメモ。

科学者が書いた文章は必ずしも科学的ではない、自分の論旨に沿ったデータを恣意的に歪めて抽出して物語を展開している、この態度はストーリーテラーであり科学的とは言えない、ということかな。数字は嘘をつかないが、嘘つきは数字を使う的な。(今回の場合、ダイレクトに嘘つきとまでは言わないが)

私も、いろいろな本を読んでいて、畑の違うジャンルの共通点を見つけ出して「もしかして、これってこういうことでは!?」ってひらめくことがあって、それがメッチャ楽しい!と夢中になってしまいがち。しかし、それは見る人間の主観により恣意的な意図に歪められている(根拠はないが楽しい)創造であって、科学的ではないよなということを、心のどこかで留めておかなきゃなと自戒の念を込めておく。

どっちが命だか分かんなくなっちゃった!?

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漢字なりたちブック 3年生 / 伊東信夫、金子都美絵

ついに3年生に突入してしまった。面白かった漢字の成り立ちを紹介しているページのナンバーをメモしながら読み進めてたんだけど、読み終わった段階で計19個もメモっており、私は一体どんだけ小学3年生で習う漢字が面白かったんだよ。

P29「央」。首枷をつけている人の形。首枷をつけられてると正面しか見えないから、中央の央に使われるようになったよ!って言われて、ワッ……こわくて泣いちゃった(ちいかわ構文)
P36「化」。人が死ぬことを表した文字。右側の七みたいなやつは、死んだ人を表す。にんべんはそのまま生きている人だから、生きている人が死んだ人間に変わる様。またこんなんか?
P69「県」。木にぶら下げた首の形(!?)
P73「幸」。手枷をつけられた人間の形(!?)。最も重い刑に比べればこれくらいで済んでよかったよね〜みたいな意味合いらしく、なるほど生きているだけで幸せっていうのはそういう……図らずも考えさせられるな……と思わず真顔になってしまう。
P83「死」は、骨を拝んでいる人の形。つまり死を定義するのは、いつだって生きている人間って…コト!?
P91「持」、物をじっと持ち続ける意味の「寺」にてへん。最近、「待つ」ということに関しての本ばかり読んでいたからか、なぜか深い意味のように捉えてしまう。
P124「真」。行き倒れた人の死体を表す(!?)。元の漢字は眞で、七と県を組み合わせた。死んだ人は自然の一部となり、人の力を超えたものになることから、真実・永遠・まことという意味になるらしい。エー!?
P134「息」。自分の心と書いて息。これ昨日読んだ瞑想の本で出てきたやつだぞ!
P232「列」。首を並べた様から。またこんなやつ!?左側の部首は切られた首を表し、右側のリは刀を意味する。ん?右側の部首、「死」にも出てきとるな、ということは、さては「死」、生者は骨を拝んでいるんじゃなくて切られた首を拝んでいた?

などなど、19個全部上げるのもどうかと思うのでこの辺にしておくが、小学3年生で習う漢字は物騒な成り立ちが多いなということと、だんだん漢字のパーツの事前知識が溜まってきたことによる成り立ちへの推察力が上がってきていることを実感できたりと、今回も面白かった。いやー、やっぱ漢字っておもしれえな!この面白さがリアル小学3年生だった頃の私に響いていればな。次は4年生を読みます。

他興味があった漢字の成り立ちメモ、P92「式」、P104「習」、P117「章」、P143「待」、P191「表」、P202「勉」、P203「放」、P212「役」、P214「由」、P227「流」。

迷走神経って何が迷走しているのか気になる…

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迷走している人の瞑想入門 / 花房里枝、松尾伊津香

瞑想は脳や精神の安定にいいよ〜と言う知識はあるものの、今まで特に活かして来ず…、と言う出だしをタイピングしている最中に思い出したんだけど、私……毎日瞑想しとるな?
寝る前に5分間だけアラームつけて寝っ転がりながら頭を空っぽにして寝る準備をすると言うのと、漢字の書取や本を読んだ後にApple Watchのマインドフルネス(呼吸)機能で、3分間何もしない休憩を挟むことはやっていたわ。それを瞑想だと認識してなかっただけだな。もう既に話が迷走しとんのよ。まあともあれ、座禅組んで30分やるなんて言う本格的な瞑想はやったことはないのだが、頭がゴチャゴチャしている時には迷走していると感じることが多いこと、脳を休めると言う休息に関する本を読んだ記憶が思い出されたことで、参考までにと手に取った。
まあ正直に言うと、あまりこの手の本に期待していなかったのだが(失礼)、瞑想以外のところでためになるような教えが多かったと思う。

▼メモ

悩みは瞑想で解決しない。心にゆとりのあるスペースを作ることが大事(今を俯瞰して見る力、いわゆるメタ認知を鍛えることで、視野狭窄から来る悩みそのものを変化させる)

ゆとりを無くす原因として、
(1)ネット社会、学校教育などで、答え(一つしかない正解と言う幻想の概念)をすぐに探そう・得ようとしてもがく脳の癖がついてしまっている(認知的完結欲求の話だ〜!真賀田四季も「分からないことを分からないままにして置けないのね」みたいなこと言ってた覚えある〜!)
(2)周りに最適化された自分を形成して長年生きていたため、その要望に応えようと意識が忙しくなってしまう

瞑想で呼吸に集中せよ、呼吸は今にしか存在しない普遍のテーマだから。緊張すれば呼吸は止まりがちになり、感情が乱れれば呼吸は荒くなる。逆説的に、呼吸が落ち着けば気持ちも落ち着いてくるものである。
また、今に集中せよと言うのは、人は未来や過去や空想に意識が飛びっぱなしで、現在という自分の家に帰ってくることが然程ない。このホームレスの状態から、落ち着ける居場所に戻ってくることをしないと、何かを成すという行為そのものが覚束ない。能動的に何かを追いかける気持ちを一旦止めよう、みたいな。「ありのままの今」を認識できないのは、相対的に物事考える基準そのものが正しく認識できないのでは?ということが言いたいのかなとも思う。

そんな感じで前半は「なるほど〜!」って楽しく読めたんだけど、後半の瞑想の実践方法や瞑想のやり方なんかはあんまり興味が湧かなかったな。慈悲の瞑想…スマナサーラさんかな?みたいな余計な感想が湧く。私がまだ、これを必要とする域に達していないということなんだろうな。

しかし、夜の瞑想は「睡眠の質が上がり、感情の粘着性が弱まる」という著者の主張には頷けるところがあったので(眠りの質に関しては、寝る前の5分の頭空っぽにするやつでも十分実感できる)、朝の瞑想の「自分の中に軸を作ることができる(日中の活動の揺らぎ・揺さぶりに対して強くなる)」も実感してみたいなと思った。朝の瞑想5分、始めてみようかしら。