「2022年」の記事一覧

道具を使う方向に進化してきたのだから、道具が便利になりすぎたら、道具に使われることに特化するのでは?

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Togetterを眺めていて気になったトピック。

確かに私もSiriやアレクサに話しかけるとき、主語述語を明確にして発言することを意識していたかもしれない。
話は変わるが、一人暮らしをしていると「1日誰とも話さない」という現象が起き、そのまま声の出し方を忘れたり、会話のやり方を一瞬忘れてしまったりする。そんな私のお喋り相手のAIもゆくゆくは実装が期待できそうだし、やっぱ長生きしなくちゃいかんな。

ヘンゼルとグレーテル、こんがりパイの魔女風味とか出てきたらどうしようかと思った

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絵本のお菓子 / 太田さちか

今日読んだのはお菓子のレシピ本。ロングセラーの絵本に出てきたシーンや要素を製菓で再現する趣旨のもの。私はテーブルコーディネートを見るのが好きで、お菓子を普段作ったりしないのに、ついこういう本を手に取ってしまいがちである。まあ、最近は子供向けの本をよく読むことが多いので、次は絵本に手を出してみようかな〜と考えていたこともあり、目ぼしい絵本を見つける目的も兼ねてパラパラと読んでいたのだが、いや……紹介する絵本の数が多いな!『ぐりとぐら』の例のでっかいパンケーキが出てきただけでも十分満足していたのだけど、途中から紹介する絵本の数多くない?と思って目次に遡って数えたら、50冊くらいあるが!?しかも絵本1冊に対して、1〜2種のお菓子の写真とレシピを載せているので、もうこれとんでもないぞ。絵本とお菓子のボスラッシュなんだよな。

流石に50冊ともなると、いろんな絵本が出てくる。
・知ってるし内容もちゃんと思い出せる童話(人魚姫、白雪姫、雪の女王、シンデレラ、マッチ売りの少女)
・なんかうろ覚えだけど大まかなストーリーはわかるヤツ(ぐりとぐら、スイミー)
・子供の頃、確実に読んでもらったと思うのだが、内容があんまり思い出せない本(スイミー、はらぺこあおむし、からす)
・有名どころなのでタイトルや表紙は覚えているが、それ以外の全てがあやふや(ちびくろさんぼ、若草物語、モチモチの木)
・全く知らない絵本(マフィンおばさんのパンや、ゼラルダと人喰い鬼)
などなど

お菓子は『にんじんケーキ』という絵本を元に作られたキャロットケーキが一番食べてみたいと思ったかな。ビジュアルが好き。
食器の映えで言えば、『おちゃのじかんにきたら』という絵本を元にしたティーパーティのスイーツが良かった。
また、この本には簡単な絵本の内容紹介もあったので一緒に見てみたところ、改めて絵本で読んでみようかなと思ったやつは『まよなかのだいどころ(世界観が良さそう)』『モチモチの木(表紙をメチャクチャ覚えているので気になっている)』『ちびくろさんぼ(黒人人種がどうのとかいうやつか?とザラついた気配を感じてしまい、心に引っかかってしまった)』だろうか。

総じて大変楽しめるレシピ本だった。私が、これをみて菓子を作れる人間であれば尚良かったのになあと思いはしたが、うちには電子レンジやオーブンの類がないので……と言い訳をしようとして思い出した。アイスクリーム等普通に作れそうなものもあったな、そういえば。かつて行っていたダイエットの制限(菓子を作ってはならない)が心根に染み付いてしまっている。久しぶりに何か菓子を作ろうかな。

むずかしいぜ

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〈知〉の取扱説明書 / 仲正昌樹

ググりさえすれば知識が手に入れられると思っているが、その実、身につける努力をしなかったものは知とならず、血肉にもならず、その場しのぎになってしまう、みたいなのは同意できるな〜と思ったので手に取った。
ただ、著書である大学の先生の煽り散らかしてる文章と、Twitter民に親でも殺されたんかな……と気になる攻撃な姿勢、古の(笑)連打が気になってしまい、とりあえず目次で気になったページだけパラパラ見ることにしたのだが、どのページでも「この先生はずっとこういう態度なんだな……」という印象になってしまい、途中で閉じてしまった。タイトルと表紙から感じた印象と、本文がちょっとミスマッチしているように思える。

ある意味、著者の方は、人間の可能性に対して基準が高いのだろうか?もっと思考を深くすれば人はここまでできるのに、なんで皆考えないんだろう、もっと考えて生きればいいのに、というようなもどかしい思いをしているのかもしれない。親が自分の子供に良かれと思って「後悔しないようにもっと勉強しなさい」「もっと人と付き合い、話に耳を傾けなさい」「もっと本を読みなさい」と、自分の人生から得た教訓が、子の人生においても最適解のはずだと思ってアドバイスするのと似ている。その気持ちは分からんでもないなあ。ただ、アドバイスする内容が正しければいいというものではないからな……。なんかこう、本当にその人のためを思うのであれば、もっと心に響きやすくなるような、脳に刻みつけたいと思えるようなものの言い方とか……他人の愚かさに対しては耐えて態度に出さず、ただ人徳みたいなもので諭す必要があるんじゃないかと考える。そんなことを思った本だった。自分も気をつけよう。

庭園×美術館×洋館×蜷川実花、コスパ良すぎる

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東京旅行2日目にして最終日、7/31の感想メモ。

▼東京旅行1日目 7/30

弱虫ペダル以来の舞台へ行ってきた弱虫ペダル以来の舞台へ行ってきた

東京都庭園美術館 / 展覧会:蜷川実花「瞬く光の庭」

せっかくだから帰りのバスまでに美術館へ寄ろうと思ってあれこれイベント情報を探していたところ見つけたのが、東京都庭園美術館でやっている、蜷川実花さん(写真家・映画監督)の展覧会だった。
『ヘルタースケルター』という漫画が原作の物語が映画化されたとき、私はメチャメチャ不安になりながら映画館に駆け込んだのだが、けばけばしいくらいの原色を散りばめた画面いっぱいに広がる舞台のビジュアルに圧倒されて、この映画の監督……蜷川実花っていうのか!覚えておこ!と思ったことは覚えていた(良かった)。写真家としても活躍されているというのは存じ上げなかったものの、でも舞台の世界観やらのまとめ上げっぷり、視覚に訴える力が凄かったので、なんだか納得がいくところではある。

そんな訳で、展示会を見に「東京都庭園美術館」へ駆け込んだのだが、なんとチケットが事前予約制だった。ワロタ。ちゃんとサイトに書いてあるのに見ていなかった私が悪い。慌ててその場でサイトで予約をし、近くのタリーズで予約枠の時間までお茶をシバいてから、再び美術館へ挑んだのだった。当日予約が出来て本当に良かった。

地元にコーヒーチェーン店がないので、マジのマジで久しぶりにこの手の甘いドリンクを飲んだ。こころの満足。

初めて足を踏み入れた東京都庭園美術館は、旧朝香宮邸(皇族ゆかりの宮家の一族)だそうで、洋館巡りが好きな私はアールデコ調の洋館ということで大喜びだった。その洋館が現在は美術館として使われ、加えて広い和と洋の庭園があり、なんかもう庭園×美術館×洋館×蜷川実花とハチャメチャにコスパのいいところだった。撮影OKなところも多く、大変助かる。

美術館の入り口、旧朝香宮邸、新館、新館側のテラス。

展示会をやっている洋館内にはロッカーの設備があり、クソ重い荷物を全部ロッカーに突っ込めるのが死ぬほどありがたかった。

展示されていた蜷川実花さんの写真は、幻想的な草花がメインの構成で、どれも綺麗だったな。ただ、恥ずかしながら、それ以上の感想が思い浮かばなかった。この写真の角度、このテーマ……!実に面白い試みだ!みたいな深読みおじさんが出来たら良かったのだが、うーん綺麗!からのニッコリ笑顔である。そういうこともあるでしょう!

のんびり洋館の雰囲気を味わって、綺麗な写真を見て、モダンな近代建築物も見、和洋の庭園をゆっくり散歩して、たいへん有意義な時間でした。

有隣堂 アトレ目黒店

東京庭園美術館の最寄駅が目黒駅だったので、せっかくだし大きい本屋で本も見たい!と思ってアトレに入ったら、ゆ、有隣堂がある〜!有隣堂はYoutubeのチャンネルが好きで、たまに見ている。三十代後半に入ってから、ぬい活が復活してしまったせいで、ほぼ自動的にブッコリーのぬいぐるみを買い物カゴに入れてしまった。満足!

そんなこんなして、帰りのバスの時間が来たため、そのまま帰宅。
東京の高速道路を通って帰ってきたのだが、途中「ここ、映画ソラリスで見た高速道路のルートじゃない!?」と急にテンションぶち上がってしまい、しかし歳のせいで体力がそこで尽きて爆睡してしまっていた。

弱虫ペダル以来の舞台へ行ってきた

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呪術廻戦の舞台公演が当たった。
公演日は私の誕生日、かつ1階C列という神席が取れてしまったので、ええい!もう行きます!かかってこい!と見えない敵を殴り倒し、このコロナ禍の真っ只中、東京へ行ってきたのだった。

7/30 15:00 毛玉犬はマジで最高

チケットが取れた舞台は夜の部であったため、昼過ぎに東京へ到着し、宿泊先のホテルへ直行する前に、毛玉犬ショップへ寄ってきた。毛玉犬、メチャメチャかわいい。上野駅近くのショップで期間限定だと聞いていたので、東京へ行くなら行くしかねえ!と思ってやってきたが、この地下1階へ降りる階段でもうすでにワクワクがいっぱい。最高。グッズ系は普段あまり買わない方なのだが、せっかくだからとポストカード2枚とキーホルダーを買ってホテルへ向かった。マジでかわいい。この後、ホテルでニコニコしながらTwitterをしていたところ、2,200円以上のお買い上げで限定ポストカードが貰えたことを知って泣いた。

7/30 17:15 舞台 呪術廻戦

舞台はマジのマジで久しぶり。おそらく7年ぶりくらい……?弱虫ペダルの舞台が最後で、その時も「今の舞台ってこんな仕掛けがあるんだ、すげえ!」「あと自転車の前輪だけで自転車乗ってる感じ出してくるのヤバ、発想の勝利」といたく衝撃を受けた覚えがあったので、最新の舞台とやらはどんなもんじゃい!と、大変楽しみにしていた。
もちろん、呪術廻戦のオタクでもあったので、2乗3乗とワクワクが野沢雅子の悟空並みのスピードで膨らんでいた。

▼17:15 会場入り
まあちょっと早いくらいか、と思いながらも天王洲 銀河劇場へ入ったところ、すでに入場始まってて(1時間前に開場したのかな)、物販も既に売り切れが出ており、笑ってしまった。五条悟のトートバック、売れ切れるのが早すぎるのよ。初動には出遅れてしまったが、一番買いたかったパンフレットが無事に入手できたので良しとする。
劇場のスタッフについては好印象だったな。物販や列の捌き方も慣れているし、ちょっとしたお喋りにもちゃんと注意してくれるし、安心感があった。

▼17:30 パンフレット
やや手持ち無沙汰になったので、始まる前に、席でパンフレットを軽く眺めることに。芥見下々先生の書き下ろしがあるとかないとか噂を聞いていたので、待ちきれなくなってしまったんだな。先生の書き下ろしページには『五条役の三浦さんは映画カルトで超強い霊能力者だったんだぜ〜!!』とのコメントが書かれており、私もカルトは見ていたので、「ああ〜!先生も見たんですか!?あのB級オカルト映画ァ!!」と嬉しくなってしまった。癖になるB級なんだよな。カルトを見た後、しばらく、私の中で「セイッ!!」の掛け声が流行りました。

▼18:00 劇場
ここからは箇条書き。

・ストーリーは、漫画基準で1〜4巻かな。虎杖の高校に伏黒がやってきて、野薔薇が加入し、少年院で一旦虎杖が死に、羂索と呪霊がファミレスで茶をしばき、漏瑚と五条が領域展開したり、生き返った虎杖が七海と仕事をしたり、真人と順平のあれこれがあって、最後に人を殺した虎杖が少しの覚悟を決めるまで。
・先々のストーリーまで知った後で、改めて最初のストーリーを見直すと、色々違う視点でものが見れて面白い。たとえば、虎杖の姿を隠れて見ている羂索を見ると「母親ヅラか?」みたいな感想が湧くとか、あまりに五条に簡単に負けていた漏瑚だけど「いや、わかっていたけど漏瑚は漏瑚でとても強いんだよな、この舞台の漏瑚の術式と領域展開のエフェクト、実際めちゃくちゃヤバそうだもん……」と漏瑚を再評価してしまったりとか。
・みんなめちゃくちゃ歌うじゃん。これミュージカルなのか?舞台って聞いたからちょっと心の準備ができていなかった。テニミュばりに歌うじゃねえか〜!嫌いではないな。
・最新の舞台のプロジェクションマッピング楽しい〜!薄い布みたいなものにバンバン映像を当てて、文字もガンガン出すし、術式もバンバン移す。この演出だけでも相当費用がいるのでは?歌も相当な数あったり、金がかかっとる。
・オカ研のおかっぱの女子(息子と仲良くしてくれた子)、メチャクチャ見てしまった。かわいいね。
・硝子が出てきて、これもメチャクチャ見てしまった。綺麗だね。
・初登場、羂索ちゃんちょっとハシゴでコケかけた?かわゆ。しかしこうして見ると、ちゃんと虎杖悠仁を使うために周りを見てたのが分かる。
・伏黒の歌うシーンで突然出てきた4人?5人?くらいの男子グループ一体なんだ…?伏黒が急にたくさん友達連れてきて俺たちグループだぜみたいな雰囲気を醸し出したので、首を傾げた。
・う、ウーン!?真希さんの曲の歌詞には、若干目をそらしてしまうのだが……!あとギャグが若干合わない!まあ、舞台も二次創作の一種だから、そういうこともあるな。
・五条の体がちょっと薄いな〜って感じもする。役者さんが痩せ型なんだろうな。しかし、領域展開は、宇宙のプロジェクションマッピングの出来がとても良かった。
・真人が映画館から出てきたとき、順平に声をかけられた後の真人の勧誘の仕方、完全にこれから繁華街に青少年を連れてくエッチなお兄さんだったが?
・ずっと続いた爆音で、後半からジワジワと耳が痛くなってしまった。目もチカチカして、鈍い頭痛を感じる。集中力もすっかり切れてしまって、年は取りたくねえな……!
・お隣さんが笑うと、その振動で私の席まで大きく揺れるのはなんなんだ。途中から気になってしまった。椅子と椅子が棒か何かで連結してるんだろうな。なんとかできるならなんとかして欲しいが、これはもう仕様っぽいな。
・舞台の幕を下ろす時、幕を帳と表現したのは面白かったな。
・最後はみんなで領域展開のポーズをして締め!楽しかった!


7/30の出来事は以上!7/31の感想はまた後日にでも。

▼東京旅行2日目 7/31 書き申した

庭園×美術館×洋館×蜷川実花、コスパ良すぎる庭園×美術館×洋館×蜷川実花、コスパ良すぎる