「2022年11月」の記事一覧

雑談:このお祭り、家賃を払ってない味がする……!

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この間、季節外れのお祭りがあると知って出向いたのだが、私が知っている広島や名古屋の大きな祭りと違って、そのお祭りのあまりのクリーンさにビックリした。祭りにクリーンだとかクリーンでないとかある?あったんだなあ……。

そこで開催されていたお祭りは、隠れた陰の匂いがしない、より具体的にいうとショバ代を払っていない感じのお祭りだった。
お祭りと言ったら、30年くらい見続けた記憶のある原色看板の屋台、焦げたソースの匂いが似合うタオル巻いたおじさんたちの笑顔、ぼったくり価格のわたあめ、雑にうまいたこ焼き、ゴムみたいな食感なのに雰囲気で味わえてしまう焼きそばとかがあるはずなのだが、それが一切なかったのだ。そんなことある?

じゃあ何があったかというと、全体が統一されたテントでの出し物、元アナウンサーによる明るい案内、しっかりしすぎているコロナ対策、整備されたゴミステーション、全体的にめちゃくちゃ安い(わたがし300円、ホットドッグ、フランクフルト200円)のに何故かとても上品なお味がする定番品、野菜やみかんの箱売り、見かけない虫たち、騒がない客層、酔っ払いもいない、広々とベンチ並べた飲食スペース、市の職員によるマイナンバーの出張サポートなどなど。マイナンバーの出張サポートて。あまりに市民のことを真面目に考えすぎている。
君たち本当に営利団体か?私からぼったくる気はないのか?もしかして私の知らない間にお祭りの常識変わってたりした?と困惑して周囲の張り紙をよく見たら、地元の産業が開催しているお祭りとのことだった。よ、よかった〜〜〜!!そういえば、敷地も市役所の近辺〜〜〜!道理で!道理で山盛りポップコーン100円とか、あきらかに出店料のかかってない感じの価格設定のお店を見かけるわけだよ!テキヤさんとかじゃなくて、地元のお店が市や商工会の要請とかで出店してるんだな!道理で!食べるものみんな小慣れたお上品なお味がするわけだよ!
地元肉屋の和牛のねぎま串、地域のコーヒーショップのブレンド、落花生店のたい焼き、どれも大変美味しかった。ショバってない新しいお祭りの形式は初めてだったため、最初は慣れない違和感を感じたが、1時間経つ頃には安心して楽しめるようになった。次はショバってる雑なお店の味も楽しみたい。

読書:きみの人生に作戦名を。/ 梅田悟司

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タイトルを見た時に、要するにブログのタイトルは何っていうような話かな?と面白く感じて手に取った。何気なく帯やカバーのテキストを見ていたら、『「言葉にできる」は武器になる』の著者さんの新刊だと知り、なるほど言語化の本かと気軽に読み始めてみたのだが、これまた読み終わるのに3週間かかった。ワークショップ的なアレが挟まると、私はページをめくる手を止めがち……!ワークショップ的な本を読むのが本当に苦手で、大体志なかばで終わる中、今回はちゃんと読み終えられたことに自分でもホッとしとる。

きみの人生に作戦名を。/ 梅田悟司

私は個人事業主なので屋号があり、またブログサイトをやっているのでサイト名があり、と、自分が展開しているものに何らかの名称をつけることには慣れているのだが、その対象を自分自身の人生にスケールアップした提案なのだと思う。

世の中、自分自身やりたいことを最初から明確にし、行動をもって貫き通している人は稀で、他人からみた客観的な「あなた」の人生は、一貫性がないものなのかもしれない。しかし、自分自身からみた主観的に「あなた」の信念は、一貫性があるものなのではないか?という提起から始まり、その内面を掘り下げて価値観を言語化・明確にして、過去から未来までに至る点と点を「きっかけ」「経験」「学び」でつなぎ、コネクティング・ザ・ドッツであることを明示してみよう。そして、見つけた自分の信念や価値観を、自分の行動指針として作戦名として言葉にし、その指針と共に人生を活きることを決意しよう……みたいなことかな?(曖昧な理解)

提案された『9マス思考法』というのは正直半分くらい読み飛ばしてしまったのだが、コピーライターさんならではの視点で、「何をしたいのか分からないということは、解像度の高い言語化ができていない。言葉だけが足りていない」という話が一番面白かった。内なる思いはあるが、それを外に出すため、または明確にするためには、繰り返し言語化する必要がある。そうでないと、他人からの「あなたが大事にしている価値観って何ですか?」というような問いにも、自分からの同様の問いにも、うまく答えられないからだ。そして、うまく答えられない=自分にはそのような考えがない、という判定を下してしまうことが多い。咄嗟に言語化できるほど明確になっていないだけで、たとえば友人との飲みでの会話が弾んで「今咄嗟にこんなふうに考えを答えたけど、こんな価値観が自分の中にあったんだ」と言ったように腑に落ちることもあるだろう。未加工のままの価値観を内包し続けることもできるが、それらを言葉として磨き、加工された言葉は、人の認識そのものなのである。より明確に認識できるようになった価値観は、行動を生む。そして言葉が行動を先鋭化し、行動が言葉を先鋭化する。このサイクルを加速させるのが「作戦名」なのだ、みたいなことだと思う。

これを読んで思ったことは、大まかに以下の通り。

・森博嗣先生の「本のタイトルを考えるに多くの時間を費やすが、決まってしまえばあとは書ける」みたいなもんか……。

・本の中にあった「誰もが事業を言い当てる言葉を探している」という文章、これは「誰もが人生の意味を探している」に似ているなと思った。これが人生の『意味』だとするには、その意味について、価値観を明確にし、言語化する必要があるなという意味で。

・私は考えをまとめたいとき、紙とペンを使って思考を三次元に棚卸しする癖があるので、この手の本の主張は大体賛同できるなあと思った。ただ、著者の方が社会人をやっていた時の経験ベースの主張だったので、全然しっくり来ない時もあった。自分の経験ベースで書く本の良し悪しはここかもしれない。

・基本的に、経済と人生は移動が本質だと思っている口なのだが、移動をするには「何らかの目的がそこにあると思われること」が前提だと思うが、移動するためには余白がないとできないよなあ、ということを改めて考えるなどした。

・情報過多と言われる世の中で、何でも手広く手をつけてしまいたくなるけれど、まずは自分が持っているものの整理から終わらせることを始めるということは、いいかもしれない。自分のやっていること一つ一つを掘り下げてないから、よく分からんまま次へ次へと外の無限の領域に身を投じてしまうことは、よくある。

・紙に思考を書き下ろしているとき、内部から外部へアウトプットしているつもりになっているが、それはもしかしたら逆で、外部から内部へ、整理した情報を自分に刻みつけるための作業なのかも。

・頭だけで大事なことを覚えておくことは難しい。覚えられないのはそこまで大事なことではないから、というわけではない。大事なことでも、人は忘れていく。だから、大事なことを覚えておきたいのであれば、より言語化し、明確化し、何かに残すことなのかもしれない。

以上。面白い本でした。

漫画:週刊少年ジャンプ52号

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今週のおじゃんぴ。
まだタコピーの作者さんの新作を読むのが怖くて、ずっと保留にしたまま置いてしまっている。Twitterのタイムラインで新鮮な悲鳴が毎週聞こえて来るんだよな〜〜〜〜

▼呪術廻戦 第205話 星と油 / 芥見下々
能力に対するメモリが云々と聞くと、完全にヒソカが思い浮かぶんだよね……♣︎
羂索が推しの一人なので、最近の出番・活躍が多いことに気分よくニコニコしながら見つつ、「それはそうと早く夏油に体返してくれます?」と毒付いている訳なのだが(夏油も推しの一人)、今週の突然の両腕欠損に死ぬほどビビり散らかした。九十九ネキがんばえ〜!!でもできるだけ脳以外の身体の欠損はやめていただけますか!?!?!?
特級の領域展開対決でワクワクしている。結界術に強い羂索に分があるかな〜〜と思っていたが、天元の干渉で勝負の行方が分からなくなってきたな。次回がたいへん楽しみ。

▼HUNTER×HUNTER No.386 結成② / 冨樫義博
今まで幻影旅団を覆っていたミステリアスベールをこんなにも丁寧に剥がしに行っているってことは、いよいよ全員死ぬじゃねーか!!!でも、ウヴォーが死んだ時に、クロロが「ウボォーさん聞こえますか?オレ達から貴方への鎮魂歌です」って言ってたのを思い出して、『ウヴォーさん』呼びの伏線がちゃんと回収されたことに胸が熱くなった。またHUNTER×HUNTERを一から読み返したくなってきた。

▼僕のヒーローアカデミア No.374 Butterfly Effect / 堀越耕平
この地獄いつになったら終わるの!!!?
もう君野お父さんのHPもMPもマイナス振り切ってるのよ!荼毘くん!聞いてる!?荼毘くん!?
ワープってやっぱクソだわ……。(嗚咽)

雑談:正しいって……すげえ!という話

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私は鉛筆と箸の持ち方が『正しくない』。小学校の頃からそうだったので、「うるせえ!何が正しい持ち方だ!正しい持ち方ってヤツは書きにくいんだし、私は書きやすい方で書く!」と開き直って、もうずっと自己流の持ち方で生きてきたのだが、そういえば先日「漢字の正しい書き方で書くことには意味がある(漢字崩しても書き順で識別できるとか)」という話を聞いたこともあり、ふと「もう一度正しい鉛筆の持ち方チャレンジしてみようかな」と思い至って、鉛筆の正しい持ち方を教えてくれる動画を探し、見てみることにした。

こんなことある?(2回目)

どうやら、私が今まで「書きにくい正しい持ち方とやら」と思っていた鉛筆の持ち方は間違っており(誤学習したまま訂正されていなかった)、動画の通りに人差し指をピッタリ沿わせる形で書いてみたところ、違和感なく馴染んでしかもスラスラ書きやすく、そのおかげで筆記スピードも早いという二重の驚きがあった。こんなことある?(3回目)

幼い頃より「正しい持ち方って一体何が正しいんだよ!」と訳もわからず反発し、そのまま大人になって「正しさの定義」について忘却していたが、正しいって……楽!正確!快適!そういうことなんだ!?そりゃあ、正しいほうが合理的に決まっている、という当たり前のことを実感した日だった。

▼えんぴつの持ち方動画

▼漢字は正しい順番で書いたほうがいいことを教えてくれた動画

雑談:怪異!Amazon ブラックフライデーの恐怖

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先日から始まった2022年度のAmazonブラックフライデー。今年こそは狙っていたものだけを買う、絶対に安価になんか屈しないぞと意気込んではいたものの、案の定、破壊された価格に屈しっぱなしであり、地味に財布へのダメージが大きい。

事前に狙っていたものはズタボロになったスマホのケースとガラスフィルムの買い替え、あとは仕事で使うPCマイク一式であり、買うつもりはなかったが価格に負けてしまったものは、プロテインと紅茶のティーバッグセット(60袋入り)である。……あれ!?改めて書き出してみると、別に負けていないのでは!?プロテインは週4日くらいで飲むし、紅茶は冬場になると毎日飲んでいる!と一瞬前向きに考えてしまったけど、プロテインはまだ1kgくらい余ってるし、ルピシアで買った夏の福袋の茶葉がまだ残っている。どう考えても負けてるんだよな。クソー!
本当はドキュメントスキャナーと裁断機も買いたいし(仕事で使ってた書籍や書類の類をやっつけたい)、Airpodsも新しくしたい(迷っているうちに売り切れてしまった)。まだまだ屈したいという気持ちの火は心から消えていない。自分!負けられます!まだいけます!どうか負けさせてください!全力で負けてみたいんです!どうかお願いします!

本当にAmazonブラックフライデーって怖いなってお話でした。