今日読んだのはお菓子のレシピ本。ロングセラーの絵本に出てきたシーンや要素を製菓で再現する趣旨のもの。私はテーブルコーディネートを見るのが好きで、お菓子を普段作ったりしないのに、ついこういう本を手に取ってしまいがちである。まあ、最近は子供向けの本をよく読むことが多いので、次は絵本に手を出してみようかな〜と考えていたこともあり、目ぼしい絵本を見つける目的も兼ねてパラパラと読んでいたのだが、いや……紹介する絵本の数が多いな!『ぐりとぐら』の例のでっかいパンケーキが出てきただけでも十分満足していたのだけど、途中から紹介する絵本の数多くない?と思って目次に遡って数えたら、50冊くらいあるが!?しかも絵本1冊に対して、1〜2種のお菓子の写真とレシピを載せているので、もうこれとんでもないぞ。絵本とお菓子のボスラッシュなんだよな。
流石に50冊ともなると、いろんな絵本が出てくる。
・知ってるし内容もちゃんと思い出せる童話(人魚姫、白雪姫、雪の女王、シンデレラ、マッチ売りの少女)
・なんかうろ覚えだけど大まかなストーリーはわかるヤツ(ぐりとぐら、スイミー)
・子供の頃、確実に読んでもらったと思うのだが、内容があんまり思い出せない本(スイミー、はらぺこあおむし、からす)
・有名どころなのでタイトルや表紙は覚えているが、それ以外の全てがあやふや(ちびくろさんぼ、若草物語、モチモチの木)
・全く知らない絵本(マフィンおばさんのパンや、ゼラルダと人喰い鬼)
などなど
お菓子は『にんじんケーキ』という絵本を元に作られたキャロットケーキが一番食べてみたいと思ったかな。ビジュアルが好き。
食器の映えで言えば、『おちゃのじかんにきたら』という絵本を元にしたティーパーティのスイーツが良かった。
また、この本には簡単な絵本の内容紹介もあったので一緒に見てみたところ、改めて絵本で読んでみようかなと思ったやつは『まよなかのだいどころ(世界観が良さそう)』『モチモチの木(表紙をメチャクチャ覚えているので気になっている)』『ちびくろさんぼ(黒人人種がどうのとかいうやつか?とザラついた気配を感じてしまい、心に引っかかってしまった)』だろうか。
総じて大変楽しめるレシピ本だった。私が、これをみて菓子を作れる人間であれば尚良かったのになあと思いはしたが、うちには電子レンジやオーブンの類がないので……と言い訳をしようとして思い出した。アイスクリーム等普通に作れそうなものもあったな、そういえば。かつて行っていたダイエットの制限(菓子を作ってはならない)が心根に染み付いてしまっている。久しぶりに何か菓子を作ろうかな。