性の対象は季語に入りますか?
15歳の倍以上の歳を取っているが、ようやく短歌に興味を持ち始めたので手に取った。手に取った後に気づいたんだけど、サブタイが『愛と恋』だった。15歳の……愛と……恋!
鞦韆は漕ぐべし愛は奪ふべし
三橋 鷹女(みつはし たかじょ、1899年12月24日 – 1972年4月7日)、千葉県出身の俳人
鞦韆(しゅうせん)ってなんだ…!?いきなり困惑してしまったが、解説を見たらブランコのことで、春の季語とのこと。ブランコって季語になるんだ?それも鞦に秋ってあるのに春の季語とは一体?でも、「〜べし、〜べし」の勢いが良くていいな。愛は奪うべしのインパクトもよし。そしてよく見たらこの本の句、15歳以下の人が読んだものじゃないな。恋とか愛とかの句を並べるから、大人になるまでに一度読んでおいてくれということか。
こういった歌集は一気に読むものではないという偏見が私にあるため、少しずつ読んでいる。下句に「性の対象」とか「しめる友の首」とか、たまにアンブッシュが来るので、面白い。