読書:おはなし りょうり きょうしつ・6 こまったさんのグラタン / 寺村輝夫、岡本颯子
2日連続で、こまったさんシリーズの続きを読む。
このこまったさんシリーズという児童書は10巻まで出ており、それぞれタイトル料理にちなんだストーリーが展開される作りになっている。今まで(1)スパゲティ、(4)オムレツ、(7)サンドイッチは読んだことがあるので、今回は(6)グラタンを読むことに。なんだかんだで全巻コンプリートできそうな気がしてきたな。
例によって、異世界に召喚されて、タイトルの料理であるところのグラタンを作ることになるのだが、今回はこまったさん(花屋の既婚女性)の旦那さんがメインで料理を作り、こまったさんはそれを口うるさくサポートする感じだった。この展開は初めてじゃないか?
今回の舞台(夢の異世界)は、旦那さんの趣味の電車の模型で、マカロニグラタンのマカロニのトンネルを抜けていく、といった情緒性はとても良かったし、久しぶりにマカロニグラタンが食べたくなったりもした。私も子供の頃、母親の作るマカロニグラタンが好きだったなあ。あと、親族と宴会をするときにカニの甲羅を利用して作ったカニグラタンも好物だった。カレーやシチューは断然肉がメインで入っていて欲しい派なんだけど、グラタンは魚介類だったかも……といったように、絵本を見て、懐かしい気持ちに浸るということが出来たのは、このシリーズで久しぶりかも。いつも我に返って野暮なツッコミをしていたりしたからな。