さては地理とかいうジャンル、めちゃくちゃ面白いのでは?

水色チェックマークのあるタイトル作品のネタバレを含みます

中学地理が面白いほど分かる本 / 笹原卓哉

Youtubeで歴史系の解説チャンネルを見ることが趣味で、そうなってくると必然的に地理の知識がいる…(無くてもいいが、どうせならあったほうが楽しそう)という考えに至り、手に取った本。中学地理でも結構難しいのではと心配しながら読んでみたが、いい感じの分からなさ(なんとなくは知っているが詳しくは知らないし説明もできない)がちょうどよく、楽しく読むことができた。とはいえ、まだ1/3も読めていないので、日々少しずつ読み進めたい。

以下、学習感想メモ。

私は元々王家の遺伝子見たいなものに興味があって(ピラミッドで見つかったファラオや、リチャード2世のDNA解析とかの話に関心がある)、そこから近親婚で遺伝的な病が顕在しやすくなったハプスブルク家のことはうっすら知っており、ハプスブルク家がオーストリア、スペイン、ドイツ系、マリー・アントワネットの生家だからフランス、フランスと仲の悪いイタリア、その辺りの国は、おそらく固まっている地域なんだろうなというボンヤリ理解していた。

オーストラリアとオーストリアの違いってなんだよってなった時、オーストラリアは日本の下にあるコアラの国という雑な説明になるが、オーストリアのハプスブルク家は神聖ローマ皇帝を排出していたのでそのへん、オーストリアはかつて『オーストリア=ハンガリー帝国』だったのでハンガリーの横、プロイセンとトラブっていたのでドイツの横にあるという地理だということが分かった。ハンガリーと言えば、かの有名な処女の血で永遠の美貌を手に入れようとしたエリザベート・バートリの居たチェイテ城があるわけで、吸血鬼伝説とも近しかったはずだから、横にドラキュラ発祥のルーマニアがあるはず。あった。ルーマニアはウクライナから避難してきた人がいるというニュースだったので、ウクライナの隣のはず。ウクライナはロシアの下の方なのはニュースで分かっている。

おや?ハンガリーにはドナウ川がある?ということは、これは「青く美しきドナウ」のドナウでは!?あっ、そのドナウだ…いや、ドナウ川、地図でよく見てみると横に長いな!ドイツから黒海まで出てる!

などと、オタク活動で培った知識や、これまで見たネットニュースで得た情報等を踏まえながらGoogleMapと照らし合わせて追いかけていくと、さては地理とかいうジャンル、メチャクチャ面白いな……!と楽しくなってしまった。世界史は複雑怪奇すぎて細部は全く追えないんだけど、なんと無く知っているところだけでも繋ぎ合わせていくのはとても楽しい。年を取ると勉強が楽しくなるのって、こういうことなんだろうなあ。

本の続きはまた後日!

あかね

静岡に住む、30代後半のものです。当時何に興味かあったのかを振り返るとき用に、読んだ本やYoutube動画、考えたことなどを書いていきます。