月曜日なのに、おじゃんぴが無いなんてことある?いっぱいかなしい。
漢字の豆知識みたいなの教えてくれるやつかな、と思って手に取った。気軽に読めそう!とか思っていたのだが、日本語を殴りたくなるようなややこしい漢字の歴史が学べ、両手を顔で覆いたくなった。
・音読みと訓読みの違い。漢字はそもそも漢文を表す言語を日本に持ってきたので、その本家中国の漢字を日本風にローカライズして読んだものが「音読み」。訓読みは、「左(サ)って中国の言葉、日本語でいうところの『ひだり』では?」と翻訳した読み。ローカライズした言葉とローカルの言葉の翻訳語を同時に使うんじゃない。
・湯桶読み・重箱読みと言う、音読みと訓読みをゴチャませにした規則がある。訓読みが先に来る「湯桶(ゆトウ)」、音読みが先に来る「重箱(ジュウばこ)」。これの読みは、「本代(ほんダイ)」「相棒(あいボウ)」「極細(ゴクぼそ)」などが例に挙げられる。
・同音異義語「対象」「対称」「対照」、すべて読みはタイショウだが、平安時代では「対象(タイシヤウ)」「対称(タイシヨウ)」「対照(タイセウ)」と違っていた。いつの間にかなんか単純化された。これだから日本は読み書きが先で、話し聞くが後になるって言われるのでは。
・漢字の書き順って何か意味があるの?という疑問に対して「書き順で人に違和感を与えないテーブルマナーのようなもの」「慣習的に美しいと思われる順を教えられるが、媒体によって書き順は違うこともある」「ちなみに『取』という漢字は書き方が二通りある。『必』に至っては三通りある」とのこと。め、めんどくせえ〜!
・同じ頭でも、「頭(ズ)痛」「頭(トウ)髪」「饅頭(ジュウ)」と読み方バラバラな理由としては、シンプルに中国の時代に背景によるもの。中国先輩は領土が広いので方言も多様だし、読み方も多様、民族も多様、その上すぐ滅ぼされたり統一されたりする、日本も遣唐使から漢字を持ち帰った時代はそれぞれ違った、という背景を踏まえつつ、西安の方の漢音をもとにした頭の読み方が「ズ」、南京の方の呉音の読みが「トウ」、やや珍しいが唐音もあって、これが「ジュウ」とのこと。や…ややこしい!まあでも英語でもあるから……歴史ってこういうことだよな……
・そんな音読みくんだが、「三位一体(さんみいったい)」=サンイイッタイだと発音しづらいから三位のサンイをサンミしたろ!とか「安穏(あんのん)」=アンオン言いづらいからアンノンにしたろ!などもやらかす。まあでも、これは他言語でもよくあるからいいかあ……。と段々ガバガバになってくる。
・八世紀ごろ、時の朝廷から「地名は縁起のいい漢字二文字にしてね!」とのお達しがくる。こういうので「泉(いずみ)」が「和泉(いずみ)」になったり、「倭(やまと)」が「大和(やまと)」になったりしたらしい。そういう理由で!?
まだ半分も読めてないが、漢字の歴史が重大なポイントはこれだよ!って重めのジャブで畳み掛けられてダウンしたため、今日はここまで!