適当に改造したのが悪かったのか?(そうだよ)
漢字なりたちブック、4年生になってから急にページ数が多くなってない!?
1年生の時は、1日くらいでのんびり読めたのに、全然読み終われないから気持ちが焦ってしまった。ともあれ、今回も面白かった漢字の成り立ちをピックアップしたい。
P181「念」。なんか『今に集中せよ』系啓発本でよく言われる「念は今と心の漢字からできており」云々がイメージにあったんだけど、(諸説あるのは承知の上だが)普通に「今というのはここでは入れもののことを言う。心を固く閉じ込めておくこと、心の中で思うこと」と解説されていて笑ってしまった。割と「ここの漢字は音を拾うだけで特に意味とかないです」系が多くて面白いんだよな。
P185「本」「末」「未」。これらの成り立ちは解説前から推理ができており、まあ当たっていたので嬉しかった。木の根元に何かある「本」、木の先端を意味する「末」、木の途中にあってまだまだ伸びるさま「未」。
P193「票」。亡くなった死者を両手で持ち、それ火葬する時の様子から、じゃないのよ。また物騒な成り立ち!火の粉がひらひら舞う=ひらひら舞うものを表す=票みたいなことなのね。
P195「不」。花がしおれる様から。へー!
P201「副」。畐は中身の詰まったタルで、リは刀を意味する。刀でタルを真っ二つにして、一つを「正」もう一つを「ひかえ」にする様から。へー!
P209「法」。裁判に負けると、川に獣と一緒に流されるらしい。物騒!
P214「民」。他所から捉えられてきた人が目を潰されて、神に仕える僕になる、その人を民という。目を針なようなもので差している形。盲目ってことかな?急に「国民による国民のための」云々がホラーに感じるようになるのよ。
P232「例」。なんかいやな予感はしてた。だって「歹」と「リ」だし。絶対にろくな成り立ちじゃない、と思いながら読んでいたら、「人の首を並べて埋めた」みたいな解説がきて、予想通りで楽しくなってしまった。こんな大人になるつもりじゃなかったのに。
今回も面白かった。次は5年生!