最近のグルメ漫画って、人は死ぬし、感電死の危険があるんだ……

水色チェックマークのあるタイトル作品のネタバレを含みます

美食探偵 明智五郎 1〜9巻 / 東村アキコ

うっすら名前に聞き覚えがあるので、多分ドラマ化とかしてたやつだな?パラ読みした瞬間から「この絵柄、絶対東京タラレバ娘描いた人だ…」と思って読んで実際その通りだったので満足だった。というか、いきなり1巻すっ飛ばして新刊の9巻から読んだんだけど、途中まで普通に高慢な商業社会に、小さなケーキ屋が飲み込まれてしまう感じのグルメ物語だったと思ってたんだよな。それなのに、急に妙齢のマダムがフォークで人を刺し始めるし、割と簡単に人が死ぬしの不意打ちでチビるかと思った。東京タラレバ娘の著者というイメージからくる作風で、人がバンバン死ぬものだと思ってなかったんだよな。先入観を全否定されたインパクトで思わず1巻を手に取り、そのまま全巻を読んでしまった。なるほど、探偵ものってのがベースにあって、テーマがグルメなんだな。ドラマ映えしそうな話の作りで、やっぱ売れてる人は売れそうなものを描くなとプロ根性を感じました。面白かった。

中華一番!極 12巻 / 小川 悦司

これも新刊のコーナーにあったので、いきなり12巻から読んでみた。まあ中華一番だし……イケるだろ!と思って読んでみて、実際なんとなくそれまでのストーリーを感じることは出来たんだけど、「塔が変形(トランスフォーム)してゆくぞ…!!!」でもなければ「八極聖典で長寿を得るか!八極電磁の感電死か!命懸けの八霊塔料理勝負!」でもないのよ。昨今のグルメ漫画は一体どうなっとる?中華一番の持ち味がパワーアップしていて面白かった。

あかね

静岡に住む、30代後半のものです。当時何に興味かあったのかを振り返るとき用に、読んだ本やYoutube動画、考えたことなどを書いていきます。