日本ではヘアバンドのことを「カチューシャ」と呼ぶこともあるけれど、ロシアも歌謡に「カチューシャ」とかあるよな。どゆこと?と疑問に思ってググったら「カチューシャはロシアに多い女性の名前、エカテリーナの愛称である。日本では、大正時代にあった舞台で、有名女優がこの名前を持つキャラクターの役を演じた際に髪留めをつけていた姿から名称が普及した」みたいな答えが出てきて、なるほど!だからサクラ大戦でロシア人のマリア・タチバナが「赤いカチューシャ」歌ってんだな!解決しました。
先日の続きから。前回からだいぶ日が経ってしまったな、と思っていたけれど、実際は5日くらいしか日が経っていなかった。歳を取ると日が過ぎるのは遅く感じる……ってコト!?
憧憬をショウケイって読むのは知ってる、憧憬破綻世界に教えてもらったともあれ読み終わった。気になった箇所のメモから。
・漢字の成り立ちについては日々研究が進められ、従来の定説が覆されることも多々ある。例えば、東という漢字は、木と日で出来ていると考えられていた(木の向こうから日がやってくる方向が東というイメージ)。しかしながら、甲冑文字での東は、日と木には分解できなさそうな一個の独立した文字だったため、これまでの東という漢字の成り立ちについては否定されることになる。(これは科学や歴史と同じだな)
・書物を読むことを「読書」、お酒を禁じることを「禁酒」、など熟語では、「AをBする」ことを「BA」と並べる(英語も読書は「read book」)。しかし、心を配ることは「心配」でABとなる。この「AB」が多いのが和製の熟語で、中国から入ってきた熟語は「BA」が多いのだそう。へえ〜!!
・今でも新しい漢字を作られることはあるのか?これはイエス。1997年に新しい元素が発見され、中国では、これに対応する漢字が4つほどができたそう。日本漢字に変換できない漢字なんだけど(ドブニウムは無理だった)、これはすごい。新しい概念や定義が生まれれば、まだ漢字は作られるんだな。おもしろ。
2016年に発売された詩集。最近の詩はどんなのかな、と思って軽い気持ちで手に取ったが、なんか一つもよくわからなかった。単語自体は難しくないんだけど、「な、なぜそのようなつなぎ方を……?」みたいな、ちょっと詩一つ一つの構成が難しくて、理解が叶わなかった。中原中也賞を受賞した本なので、響く人には響く何かがあるのだとは思うが、私はその中に入れなかったなあ。まあ、詩なんて、万人受けを考えずに、詩人の感性で書いてくれたらいいからな。私のわからないものが誰かに評価されている、そういう世の在り方みたいなことを再認識できた本ということで今回は終わりにしとこう。