Akachang
- 東大教授の考え続ける力がつく 思考習慣 / 西成活裕
疑う力で思考力を鍛える話をした終わりに信じることの必要性も説かれて、軸足を見失わないようにしながらもアップデートをしていこう、と言ったことだったかな。残りの10%を読了。 - 理解が深まる 消費税インボイス制度QA / 金井 恵美子
今年の3月にe-taxで確定申告を行なった際、諦めてインボイス登録を行ったため、流石に必要を感じて手に取った。読み進めるうち本の中に「令和5年10月から始まる」と書いてあるのを見てしまい、アッなんだあと一年半後じゃん……と思ってしまって、そこから理解が深まらないまま閉じた。いつかはちゃんと読みます。いつかは……来年の春までは。 - ずる――噓とごまかしの行動経済学 / ダン・アリエリー
みんなが大好き行動経済学者のダン・アリエリーの著書。先日「われわれはなぜ嘘つきで自信過剰でお人好しなのか」を読んだので、その流れでテーマが気になって手に取ったような気がする。いつもそんな「ような」気がしているな。この本は、テーマと語り口の両方が面白くて一気に通読できた。以下メモ。
・合理的犯罪モデル……駐車場に空きがなく、急ぎの用事に間に合わない時、違反切符を切られることを覚悟で路駐する等
・人は「そこそこ正直な人間」という自己イメージが保てる水準までごまかしをする。
・この自己イメージが保つたつために都合のいい物語を作る力、つまり創造力のある人ほど自分の利己的な動機をもっともらしく正当化するのも上手い。
・人は他人から影響を受けやすく、他人がズルをしているのを見ると自分も不正をし始める。そして自分が不正をし始めると「どうにでもなれ効果」で他の不正もしやすくなる(どうにでもなれ効果、ダイエット以外で聴いたことなかったかも。よく聞く例えはダイエット中うっかりお菓子を食べ始めると、あーもうどうにでもなれ!って好きなもの食べ始めちゃうやつ)
・この自分のズルというのは偽ブランド品を持っているだけでもしやすくなるし、周囲のモラルも下がるっぽい。悪循環。
・人のごまかし癖は「確定申告」でよくわかる(確定申告でよくわかる……)
・脳に認知負荷がかかって疲れていると誘惑に負けやすくなるし、正直さもすり減る。(仕事終わりのヘトヘトの状態で夜のタイムセールが行われてるスーパーに行くな……ってコト?)(ちいかわ構文)
・誘惑に打ち勝つことより、誘惑自体を避ける方がずっと楽である。(仕事終わりのヘトヘトの状態で夜のタイムセールが行われてるスーパーに行くな……ってコト!?)
思った以上に面白い話が聞けた本だった。
調子に乗って見栄を張ってしまう己を自覚して(そしてそれは他人も同じ)、できるだけ嘘とごまかしを減らすにはどうしたらいいかを考えてみた。私の場合は、基本的に人と会わない環境を選ぶことで、頻度が下がったと思う。(見栄を張る、ズルやごまかしを行う機会は、ほぼ人と対面した時に発生するので)
あとはなんだろうな、損得より善悪で判断をできるようになるというのが最善の策だとは思うが、それが出来ないうちは監視の目を増やすこと、ズルを行える可能性がある場面をもっと避けることが大事なのかもしれない。(見栄を張りたくなってしまう場に集まらないとか、思わぬ不正ができないように会計処理を税理士に全て依頼するとか?)
まあ、世に蔓延るウソやごまかしをこれ以上蔓延させない方法は、自分がウソやごまかしをしないこと(それを見た他人の不正を誘発させないこと)というのを、誘惑の機会に、適宜思い出せたらいいなあ。 - 学びとは何か / 今井むつみ
先日読んだ続きから。エッ、いい本……。そして赤ちゃんってすごいんだな。ダン・アリエリーの本と同じように一気に残りを読んでしまった。先が気になりすぎて、メモも取らずに読んでしまったことが悔やまれる。(一旦手を止めて、まだるっこしい筆記をしている間に頭で内容を整理して、というメモの時間が取れなかった)
学習は模倣から始まり、スキルの自動化と作動記憶の精度を高め(頭の中の知識に留まらず、板に付くと言えるまで身体に慣らし)、探求の中で時には疑い、思い込みを捨てる努力をし、習熟する中で生きた知識が身に付く。生きた知識とは目の前の問題を解決することができるもの。創造力の源泉は、すでに持っている知識を使って新しい知識を創造することである。みたいな……話だろうか?(自信がない)
流石に一気読みは上手く解釈が出来なかったので、この後も何度か読み返したいと思います。